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Posted by おてもやん at

2010年10月30日

家のじいちゃん

この前、近所のばあちゃんの話しをしましたが
今日は家のじいちゃんの話しをします。

家のじいちゃんは もう28年前くらいに75歳くらいで亡くなりました。

じいちゃんは3歳の頃
栄養失調で目が見えんようになったそうです。

私の小さい頃、じいちゃんは詩吟をお弟子さんに教えながら
鍼灸の仕事をしてました。

私は目の見えん じいちゃんの手を引っ張って
針打ちのお客さんのとこに連れて行きよったけど
じいちゃんは 目が見えんていうだけで
何でも知ってました。
 

何でかって、目が見えると
新聞でも本でも、おもしろくないとか 興味がないのは
みらんでしょ?
けど、目が見えんと
点字の本みたいな毎月おくってきよったのを
ぜーんぶ読んだあと「こらー、おもしろくなかった」ってわかるけど
全部読んでるけん、だけん何でもしっとらしたとです。

物知りのじいちゃんは、私の自慢のじいちゃんでした。




けど、じいちゃんが亡くなったあと、親戚一同集まったとき
カセットテープを見つけました。



そのカセットテープには
 
   戦争中、全盲というだけで戦争に行けず
   「 非国民 」って呼ばれ
   家族に対して 苦労をかけて申し訳ない。
   今、わたしにできることは
   戦争に行かれた方の 残された家族を
   無料で治療してあげることしかできません。
   申し訳ありません。
   長男(私の父)も学校を辞めて仕事して
   弟、妹の学費まで払ってもらって
   申し訳ない



って内容でした。

録音しとらしたとを、みんなで聞いたときは
おじちゃんたちも、そぎゃん思っとらしたとかって泣きよらしたです。
栄養失調で目が見えんようになったじいちゃんは
なんも悪くないとにって 謝ってばっかりでした。

私が、もっと早く大人になっとったら
もっと、もっと じいちゃん孝行をしたかった・・・。


家のじいちゃんだけじゃないはずです。
なんも悪いことしとらんとに
いーっぱい苦労した人は たくさんおんなはるはずです。


だけん、私はじいちゃん、ばあちゃんは大事にします。


いーっぱい苦労して
苦労して やっと今 平和な時代になって
今から、ホントの幸せを取り戻さんといかんとに
その苦労して育てた子供に
邪魔扱いされてる人もたくさんいますが あんまりです・・・くすん


私が、幼なすぎて どこにも連れて行ったりできんかった分
私の周りにいる じいちゃん ばあちゃんは
全部、私のじいちゃん ばあちゃんって思って
大事にしようと思いますにっこり



そしたら、どこかで 私の じいちゃん ばあちゃんも
喜んでくれるかなクローバー  


Posted by 頑張る母ちゃん at 23:22
Comments(3)昔話し

2010年09月27日

昔 昔 あるところに・・・(*^。^*) 短編小説 Ⅱ

 そんなこともありながら

 ハツ子は中学生になった。

 相変わらず、元気ハツラツだったが

 もちろん ケンカはしなくなった。



 けれど セーラー服の下に ブルマーはいて

 男子生徒と 木校舎の天井に上り

 よそのクラスの授業を 覗き見するとおてんばぶりは

 相変わらずだった困ったな



   けれど ある日 突然 事件は起きた!!

 

  それは更衣室でのこと。 体育の授業が終わり みんなで着替えていると

  おとなしいグループの子達が 楽しそうに笑いながら話していた。


  すると  「あんたたち うるさいんだよ!!」とすごい口調で ある子が文句言った。


 
  
  

            耳を疑った・・・



   だって 話し声も笑い声もその子達の方が全然 大きかったから!



 

   ハツ子の性格上、聞いたからには 黙っておけなかった。


 
  
     きっとこれは、母に似たんだろう・・・





 ハツ子の小さいときに 親戚のおじちゃんから よくきかされた。



  「ハツ子、お前のかあちゃんは 怖かったつぞ~!!

   

   女の子ばいじめたら   


  
  お前の母ちゃんが飛んできて  馬乗りのになって


 

  下駄で頭ば くらわせられてから  おじちゃん達は


  

  ハゲのできたつばいひょえー


  


        

  この親にして  この子あり・・・困ったな




                          パートⅢ につづく・・・


 またまたつまらん昔話にお付き合いいただき

   ありがとう ございました
ハート


          お暇な方は パートⅢを お楽しみに・・・パチパチ                 


                        また来週(^_^)/~





  


Posted by 頑張る母ちゃん at 22:24
Comments(0)昔話し

2010年09月22日

昔 昔 あるところに・・・(*^。^*) 短編小説Ⅰ

この2日ばかり 扁桃腺で のどが腫れ 病院で薬をもらい 寝込んでいた。

普段は、目の回る忙しさで思うこともないけれども

そんな時は 色々と なーんでもないことを 考えるもんだ。



なんであの時、ああしたんだろう・・・とか

なんでこうせんかったんだろうとか・・・


今になってみると 子供たちもこんなことで

なやんどるんだろうかとか 考える

と いうことで 病気で寝てる私の暇つぶしで書いているので

時間のあるかたは読んでくださいませにっこり



   昔 昔 あるところに それはそれは 

  元気ハツラツ オロナミンC のような女の子がおった。


     名前は ハツ子。   

  生まれは 山に手が届くと言うより ほぼ 山の中にある。

  保育園から中学校まで 急な坂道を 登って通った。

 小さい頃は 回りに男の子ばっかりだったラブ

  と言っても もちろん モテてた訳もなく  

  毎日、剣道していて、その当時は 女子は2人しかいなく

   遊び友達は もっぱら男子しかいなかったのだった。



    ビー玉・ メンコ・ 東京かくれんぼ  (誰も知らないだろうな~)

   後は学校帰りは 近所のおじちゃんとこに寄って 花札をして 帰っていたガーン

         今  思えば なんという小学生困ったな
 

        暇な時は 剣道の道場の 横にある桜の木に よく登って

        ぼんやり 雲を見ているような子だった。



     保育園にはいり ついたあだ名は  『ボス』

        そう!!  2人の兄仕込みのケンカで

   どんな男子にも負けない強すぎる女に育ってしまったピッピ

  けど、ケンカするのは 女の子をいじめる男子とだけ!!



    でもホントは一番 嫌いだったのが 男と女の前で 態度の変わる女ムッ

     保育園の時から いたいた!!



   その子は いつも花柄のスカートみたいなのを はいてた。

   もちろんハツ子は 兄のお下がりのズボン。

   その子は 私にも 他の子にもよく聞いてた。

     『ねぇねぇ、どうしてそんな汚いのきてるの?』  

    いらんこつたい…と思っていたが ある日 その子と 他の女の子が言い合いをしていた。



    あまりにも 汚い言葉で罵りあっていたので

   ハツ子と男子の軍団が   『なんしよると?』  と寄って行くと


  ・・・突然 花柄スカートの女の子は泣き出した。

  「 みんなで私をいじめるの~(┬┬_┬┬) 」


   すると 理由も聞かず 男子軍団は

    「 かわいそ~!! お前達 みんなで 弱いものいじめすんなよ~」


  
   と花柄スカートの子の味方をして ないてるその子を連れて行った。

   残った子達に 何をケンカしてたのか聞くと

  「貧乏だけん いつも汚いの着てるの? 」 とかなんとか…



   やっぱりね! そんなことだろうと思ったが

  やっぱり男子は 見かけが か弱い子がいじめられてるようにしか見えないらしい。


   そんなもんなんだよね!



    こんな女の子が本当は強くしたたかなのかもしれない。


              パートⅡ に つづく・・・

  暇つぶしに付き合って  ここまで読んでいただき ありがとうございますハート
  


Posted by 頑張る母ちゃん at 20:53
Comments(2)昔話し